Atelier de LUMIERE 主人 古塚 京子氏

若い女性の感性あふれる皮革製品の工房店舗

戦前の京町家を改装し、1階の大きなガラス窓越しに店舗が覗ける。店内は白を基調とし,細部に店主のセンスを感じるインテリアとなっており、表の大きなガラス窓と裏庭からの光がディスプレーを美しく見せる。

 

<革の世界との出会い>

大阪出身の主人は、10年間前に皮革製品の製造販売に取り組む。それまで、販売員やメーカー勤務など様々な仕事に従事し、見込み大量生産をして、最後は安売りで物を消費していくという大手企業の世界との齟齬を感じる。この思いを解消するため、自ら何かを始めることとし、自分が出来ることとして革の世界に思い至る。力仕事の男の世界である革製品に対して、洋服とかアクセサリーのような素敵な革製品をお客様に提供することが出来ればと思って独学で取組を始める。

 

<全ての工程に関わり自らの世界観を表現してお客様に感動を>

当初は、デザインだけするつもりでいたが、職人さん任せでは思うような製品が出来ないことに気付き、自ら制作することとする。3ヶ月だけ職人の手伝いをして、技術を学ぶ。できるだけ全ての工程に関わり、細かい部分まで自らのデザインを反映するため、革の仕入れについても自ら行い、国産で生産者の分かることを大事にする。2年間は自宅を工房として活動した後、箕面船場のリノベーションビルで7年間、工房店舗を営む。アンティーク、家具店、各種ものづくりなど異業種との交流を楽しみながら勉強する。

 

<京都紫竹の町家の路面店に>

京都に移転することとなり、京都でお店を探す。お客様との対面販売を大切にしており、観光客を含めて、お客様の幅を広げるためにも京都に店を移すこととした。かねてから路面店でやりたいと思っており、手狭になったアトリエを拡充するためにも、京都に工房と店、そして住居の全てを移すこととした。歩いていて気持ちの良いこの辺りは良いなと思っていたとのこと。さらに、町家をセルフリノベーションしたいと希望もあり、近くの不動産屋でこの町家を紹介してもらい直ぐに決める。防塵マスクをかぶりながら3ヶ月間、改修工事を行い2018年7月に開店する。

<口コミで徐々に広がるファン>

箕面時代からのお客様に加えて、興味本位ではなく、商品をきちんと見る通りすがりの方がリピーターとなり、口コミでお客様が徐々に広がる。今後も、他人の物まねとならないように自分のオリジナルを大切に丁寧な仕事を身上とする。

店名

Atelier de LUMIERE

名前

古塚 京子

住所

京都市北区紫竹下芝本町25

電話番号

営業時間

11:30~18:00

定休日

不定休

webサイト

http://www.lumiere-atelier.jp

その他