手描き図面工房マドリズ 代表 大武千明氏
大武さんの作品を見ると、建物が大好きだと言うことが直ぐに分かります。その建物やまちの輝きを引き出します。
<一級建築士から間取図クリエーターへ>
愛知県で生まれ、豊橋技術科学大学で建築・まちづくりを学んだ後、住宅メーカーに就職。住宅の設計・開発を担当しながら手描き図面のスキルを身につける。2013年に京都に移住して、京都の銭湯に魅了される。銭湯巡りをしながら、銭湯の間取り図を書き留めることがライフワークとなる。2016年、それまで書き留めた銭湯の間取り図を「ひつじの京都銭湯図鑑」(創元社)として出版。以降、建物に関わる間取図やイラストを手掛ける機会が増え、2018年春に手描き図面工房マドリズとして独立。
<建築やまちづくりに関するイラスト、デザイン、編集などをしています>
建物は、まるで生き物のようだと考えています。生まれてからいろんな人に出会って、たくさんの思い出を経て、いま在る。そして、これからを紡いでいく。たとえ同じ地域で同じように建てられても、一つとして同じ建物はなく、それぞれの輝きを放っています。
それらが集まってできたまちは、さまざまな角度から見える面白さがあり、時と共に変化していきます。
そんな建物やまちの放つ輝きや込められた想いを、最も引き出す表現で図面にするのが、手描き図面工房マドリズのお仕事です。
そしてそれらを発信することで、たくさんの素敵な建物があることや、見方によって思いがけない発見があることなど、気づき、楽しんでいただけたら幸いです。