第1回西陣R倶楽部
記念スピーチ
大谷大学社会学部准教授 赤澤清孝 氏
日時:平成30年3月26日(月)午後7時55分~8時5分
場所:TAMARIBA

○ わたしと西陣

1993年に立命館大学に入学し、北病院(現紫野診療所)の夜間当直アルバイトで様々な西陣のお宅を訪問し地域の実情を知る。
1996年に前年の阪神・淡路大震災を契機として「きょうと学生ボランティアセンター」設立。学生を学校から社会に送り出す取り組み。
1997年に大学院に入学後もNPO活動、インターンシップに取組、西陣の活動に刺激を受け西陣に移住(大宮寺之内の織物業の大家さん)。毎月、大家さんに家賃をお届けする際に奥様の話を聞く。以降、地域に関わる取組を継続してきた。
2014年に大谷大学の教員となり、烏丸紫明に移住した。

○ 大谷大学も地域に進出を始める

2018年4月に社会学部コミュニティデザイン学科の新設

○ 大谷大学における地域情報発信プロジェクトの推進

(地域を知らない学生に対する情報作成と発信を学生と共に作る活動)
「ラジオ番組制作(2016.5~)」「地域情報サイト制作(2017.8~)」「地域情報誌制作(2018.4~)

○ Raio Mix Kyotの「大谷大学ハッピーアワー」

北区の事業家や地域活動家から地域の魅力や取組を伺うと同時に大谷大学自身の情報を発信する 現在95回放送。学生と地域の若者との繋がりができた。

○ 地域情報サイト「キタキタ」の制作

学生に地域の面白情報を掘り起こし、ネットに掲載していく。今の学生はネットに載っていない情報は情報ではないという認識があるのでリアルな世界の体験と合わせてネットで拡散していく。

○ 地域情報誌「キタキタ」の発刊(第1号)

特集「手づくりのしごとと暮らし」ユニークな仕事に取り組む若手へのインタビュー。
北大路界隈で仕事を始めた理由についてもヒアリング(家賃、目利きの客の存在、寛容、時間)
西陣界隈のものづくりの文化を継承している地域であることを評価している若者が多い。
若者世代のローカル志向にマッチする地域(グローバル化の揺り戻し)

○ 学生と地域での活動に取り組むために求められること

遠距離通学の時間を地域活動に使える仕組みづくり(年間450時間の貴重な時間の有効活用)
具体的には、大学の近くに住むことを可能にする仕組みづくり

○ 地域の暮らしを支える「学生住民」の力

団地、空き店舗、空き家に学生が住み、家賃補助を受けながら地域に貢献する事例を論文にした。

○ 西陣R倶楽部に期待すること

この界隈に愛着を持って暮らす人、働く人が増える仕組みを考えていくネットワークとなって欲しい。
Cf.地域貢献する学生を増やすインセンティブの開発(家賃の減免、奨学金受給、食事券、銭湯券・)