金工芸術の精神を500年前にさかのぼる

「材料が銀だからと言って、そう簡単に「銀瓶」と呼べるわけではない」

明治初期の織屋建ての京町家の白暖簾をくぐるとそこは、繊細できらびやかな、銀の金工芸術の世界が広がっている。一品一品、作家の魂が宿るかのような伝統的金工芸術の作品群が並び、訪れるものを魅了する。西陣織を生み出してきたシンプルで繊細な空間と京都瑞鳳堂の作品が相互に魅力を引き出し、奥の間は、他の工芸作品などとのコラボレーションの展示スペースとして表の間と引き立てあっている。

古代からの伝統を引き継ぎ積み重ねてきた伝統芸術としての鍛金作品

一枚の銀板を幾度となく打ち延べて成形し、作家が作品に魂を与え命を吹き込む。正倉院宝物の銀薫炉に技法の確立が見られ、時代の要請に応じて、武具や仏具、仏像、装飾品、茶道具などとして製作されてきた。江戸期の刀の鞘、柄、鍔や町衆の茶器などの細やかな装飾品として伝承されてきた。京都瑞鳳堂の屋号は、19世紀末に生まれ、今日に伝えられてきた。人間国宝の関谷四郎先生(故)の弟子であった鍛金の名手の雲雄(くもお)先生を始め3人の専属作家の作品を扱い、弟子の養成にも取り組んでいる。手作りの芸術品としての最高の技術と99.99%という最高純度の純銀を使うことにこだわり、銀製品として日本で唯一の存在を目指し、さらなる高みを目指して現地に店舗を設ける。

世界に広がる金工芸術

台湾が一番の市場で、代理店を通じて百貨店から出展要請があり年に各都市、各百貨店で巡回展を行うと同時にお茶とのコラボ展など数多く開催。一方、ヨーロッパの市場では、ドイツやパリで展示会を実演するなどして100%手技により創られる作品の魅力を実感いただいています。近年、フランクフルトで開催される世界最大級の国際消費財見本市アンビエンテには毎年出展し、メインホールで高い評価を頂いている。パリでも京都との友好都市記念の展示会に参加。手作りの技術力に対しては高い評価を得ている。近年の日本茶ブームに乗りながら、日本茶のお店に置いたり、ドイツのカトラリー(食卓のナイフ・フォーク・スプーンなどの総称)の会社とのコラボの要請が出てきている。デンマークのジョージジェンセンの技術者との言葉の壁を超えた交流なども始まる。ヨーロッパの好みは、和であり、洋風のデザインは求められていない。使い勝手に合わせた多少のアレンジ程度である。今後も、作家の育生・発見をしながら京都瑞鳳堂としての作品を世界に訴求していく。

店名 京都瑞鳳堂 マネジャー
名前 竹内 正子
住所

京都市上京区大宮通一条上る西入る栄町660番地

電話番号 075-748-0953
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